から 製作進めますが よく作り方を聞かれることも在り
ついでに製作講座を一筆。くどくなりますが
文筆才能の無さゆえお付き合いいただけるか そのままスルーよろしく。
ガレージキットの比較から
とは何ぞや?
キャストキットはシリコンで型を作るので型の劣化が激しく 抜けるのは頑張って20から昔は10個も作れたらいいほう。
だから大量生産には向かず、キャスト代もあいまって高価になりますが
利点は素人でも簡単に複製が作れるということです。
ソフビの場合は、中空の金型で作るので素人が安易に製作できるものでは在りません。 が、そのぶん生産性と材料コストが安く済む。 セルロイドは燃えて危険だしね。ということから昔から怪獣やフィギュアは安いソフビキットが主流になりましたが 緻密な部分はキャストやホワイトメタルで作った複合キットも珍しく在りません。
で、製作なんですが まずは下ごしらえから。
キャストのように離型剤はあまり使われてませんが まぁ途中に色々あるので
汚れや油は洗いましょう。
ってだけでなく、ソフビの欠点として熱でゆがむ。冷えれば硬くなる。
夏場の窓際に置いとくだけで人形なら足が曲がるほど。
ということで、製造からのゆがみを直すために釜茹でか熱湯風呂に入れるという工程が必要になります。
後は水で冷ましてハサミやカッターで湯口を切って組み立てるだけ。
注意点は以外に気泡があり 光にすかすとでかい泡が見えます。
細かいものはサフで消えますが
![イメージ 1]()
ふちなど薄い部分にある場合は くりぬいてエポパテなどでちゃんと埋めましょうね♪
これはでかい泡を埋めているところ。
どのくらい透けるかってぇと。。。
このキットの場合 服のすそが別パーツで作られており特に注意が必要(写真参照)
これは解るように上が足の裏側までサフを塗ったものです。
この透けが曲者で、日当たりのいい場所で肌など色の薄い所は特に発色が変わります。 銀や黒を塗る人もいますが、肌色も暗くなってしますので わしは薄いグレー系塗料を使い内側を塗ってます。
表のサフも白とグレーの間(半々ぐらいで混合)を使ってますが そのほうが短時間で作業が出来色も綺麗にのります(あくまで個人的感想ですが)
サフは主にメタルプライマーで工業用ラッカーシンナーを入れてます。
キャストキットも含め 物が大きいときは建築用透明ラッカーのスプレーを下吹きに使うという荒業もあり(プラと違いあまり材質は犯さないし塗料の食いつきが良い)
![イメージ 5]()
数回重ねてこのくらいまで塗ると
完成後はキャストキット並みの綺麗な仕上がりにな ればいいなぁw(この足は黄色になるので念入りに塗ってます)
そして乾燥放置中
結構細かい泡があり 耐水ペーパーでこすってはサフ吹き工程 ひどいと3~4回ぐらい
泣きながら繰り返します・・・
と、邪魔くさいのはこれだけではめ込みはドライヤーでいいし
プラモより簡単。だとは思うんですけどね。
パーツ数は少なく壊れる部品も殆どないのでさくさく作業し
切り損じたら瞬着で補修♪
普通のプラモデルもですが、ソフビも国やメーカー 年代によって
材質に違いがあり 硬軟や熱変化何か怪しい物質が染み出てくるやつとかも。
(数年して表の塗料が溶けてた事が在ります)
あと 熱で足が曲がるからと中に紙粘土や石膏 キャスト流したりする人もいますが、気温の寒暖が激しいと材質の伸縮で割れるという悲しいことも。
でも全部が割れるというわけでもなく 何が正解かっていう回答はないですが
みなさん マニュアルにない失敗談も在りますよねぇ?
以上、ソフビキットを作る前に知ってたら失敗は少ないよという
個人的大きなお世話解説でしたw